10月7日、上賀茂神社式年遷宮に合わせて、二葉葵を用いた糸染めの几帳などの奉納奉告祭が
執り行われました。
当プロジェクトより、二葉葵を株分け・育成いただいてる「吉江 葵の会」(福井県鯖江市)と
京都西陣の染織業の皆さまとによる共同作品です。
吉江葵の会さまは、毎年葵祭直前に約5,000本の二葉葵を奉納されていますが、奉納後直ぐに
刈り取ってしまうという事から、染色業の皆さまがその葵を引き取り糸を染めたもので、沈着や
色褪せを防ぐ化学的な研究に三年費やされたそうです。
ちなみに葵祭以降に花が落ちてから、根を残した状態で刈り取った葵を使用していることから
二葉葵の個体数減少には一切影響ないとのことです。
奉納に参加された吉江葵の会の皆さまも、伝統ある京都西陣の技術で、丹念に育てた二葉葵が
活かされたことを大変喜んでおられました。
・京都新聞(10月5日)記事内容はこちら
・福井新聞(7月30日)記事内容はこちら
2015-10-11|カテゴリー:トピックス