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葵文化フォーラム

去る11月19日、100名の参加者を得て、第2回葵文化フォーラム」が開催されました。

第1回目は平成24年に今回と同じく、山田当時知事、千和加子様、上田正昭宮司(故人)をお招きして
開催されましたが、6年ぶりの開催となった今回は、当会評議員、上田耕滋氏のコーディネートにより
以下先生方により進められました。

・山田啓二先生(前京都府知事、現京都産業大学教授)

・千和加子様(茶道武者小路千家家元夫人)

・山折哲雄先生 (宗教学者)

山田先生は、京都の奠都の意味合いをお伝えされ、千様は、現在行われている今年の松江、島根県の
松平不昧公200年記念行事に触れて、「50年前の150年記念の時に実家である田部(たなべ)家が
島根県知事だった時、不昧公顕彰文化事業に予算を支出した事を、経済でなく文化に大事な予算を使ったと
強く叱責されていた、現在は自治体を挙げて文化予算を執行し、顕彰を行っている。
50年という期間に隔世の感がある」と述懐されていました。

山折先生は、「宗教という言葉はもう使わなくても良いのではないか。日本の文化にそぐわない。
本来は全て『こころ』と表現していた。清き明きこころ、道心等、そう言い換える時代に来ているのではないか」と。

その他、多岐に亘る様々なテーマで意義深いご教示を頂いた第二回目となるフォーラムでした。
先生方はじめ、ご出席いただきました皆様有難うございました。

(乾 光孝 事務局長)

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